全力☆Live 2017 パンフレットインタビュー完全版

特集記事
さて、今回は何を話そうかね。
atsuko(以後a)「武道館終わって最初のワンマンライヴ?」
そうだね。
a「早いなー。」
KATSU(以後K)「面白いネタは前回のインタビューで全部話しちゃったからなぁ。」
あれは昔話だからね。今の面白い話ないの?
a「今は全力で何やってる?」
俺はカフェだな。angela MUSEUM CAFE。
a「私は結構曲を作ってるよ。」
時間かけて作ってるよね。
K「俺、結構歯医者通ってるよ。」
a「KATSUさんて時間に来ないし、忘れてたとかよくあるのに、何で歯医者はちゃんと行くの?」
K「何でって・・・予約してるからや。」
一同笑
a「私達だってさ、ちゃんと「明日◯時から曲作ろう。」とか約束するじゃん?でもだいたい来ないじゃない?」
何で歯医者にはちゃんと行くの?歯が痛いから?
K「痛いわけじゃない。昔治療して銀歯になっている所を白くしたんだよ。」
a「セラミックね。」
K「そうそうセラミック。年末に治療をしたんだけど、7月に入った頃から突然セラミックを被せた歯に激痛が走るようになり、あまりにも痛いからまた歯医者さんへ行ったんだよ。そしたら「セラミックの下に虫歯が出来ていたのかもしれない。」と言われ、本来なら虫歯の治療をしてからセラミックを被せるべきやろ? そんなこと言われたからその歯医者さんが信じられなくなったの。だから新しい歯医者さんに通い出したんだけど、いざ治療が始まった瞬間先生に言ったよ「先生、痛いのはその歯じゃない。」」
一同爆笑
a「日々痛いのに、どの歯が痛いのか自分で分からないの?」
K「あまりに痛すぎて、その辺が痛いとしか分からなかったんだよ。」
a「ってことは、前の歯医者さんは何も悪くないってこと?」
K「濡れ衣やな。」
一同笑
K「先生にその歯じゃないって言った時には既に遅しで、もうセラミックに穴を空けられちゃったから、せっかく年末にセラミックにしたのに、またやり直しになっちゃったんだよ。」
a「今はその歯医者さんへ全力で通っていると。」
K「まぁ、今の話でも既にだいぶはしょってて、今の歯医者さん、実は4軒目なんやけどな。」
atsukoが全力で頑張っていることは?
a「私は今、Kindleかな。」
カレーはどうした?
a「カレーはもう私の生活の一部に溶け込んだ。」
カレーだけにね。
K「ちょうど煮詰まって来た頃やな。」
a「アクセサリー作りもまだやってるんだけど、道具も一通り揃ったのでちょっと落ち着いてるの。Kindleってさ、いつでもネットで本が買えるでしょ?でも何を買ったらいいのか分からなくて、ついついベストセラーのページとか見ちゃうんだよね。その中から適当に買ってみたんだけどさ、これがまた面白いの。すごく。」
ちなみに何を買ったの?
a「原田マハさんの『楽園のカンヴァス』と池井戸潤さんの『アキラとあきら』。どちらもすごい面白いの!そこで気づいたの、売れるものはやっぱり面白いんだって。2つの作品を読んで、私も売れる曲を作りたいと思ったな。」
atsukoは売れる曲を全力で書いてるんだね。
a「その時にね、売れると売れないの違いを考えたの。売れてなくてもいい曲はあるじゃん?でも売れないと世間から「ない」と認識されてしまう。「ない」と同然にされるのは嫌なんだよね。」
K「「angela音頭」の悪口はそこまでだ!」
一同笑
a「あれはまた、いい曲とは違うんだよ。面白い曲の類。」
何で「angela音頭」を作ったの?
a「あれはね、作らなきゃダメだったんだよ。今年は音頭がちょっときてたじゃん?ピコ太郎さんも作ってたし、何かのフェスの公式ソングにもなってたし、何かのアニメでもやってた。」
auのCMでもやってたね。
a「だからと言って「angela音頭」が売れてるわけじゃないけど、たまにそういう時があるんだよ。何か被っちゃったみたいな時。」
被っちゃった?
a「例えば「シドニア」を作った時、angelaがアニメのタイトルを曲名にするなんて初めてだったじゃん?『シドニアの騎士』の主題歌「シドニア」みたいにさ。angelaに限らず、そういうのは近年あまりなかったんだよ。他のアーティストさんもやらなかったしさ。だから「シドニア」って曲名にしたのに、遠藤正明さん率いる遠藤会が「健全ロボ ダイミダラー」って曲を作ったり、fripSideが「black bullet」作ったりして、angelaと遠藤会とfripSideがいきなり4月アニメのタイトルを曲名にしてきた。つまり被ったの!だから「シドニア」を作っていた時期『シドニアの騎士』がOAされる半年かそれ以上前に「よし!作品タイトルを曲名にしよう!」ってangelaが考えていた頃、遠藤会もfripSideも同じことを考えていたんだろうね。」
何か不思議な力が働いていたんだろうな。
a「だから「angela音頭」にしても、同じく何ヶ月か前に、同時に何人かの人が「よし、音頭を作ろう。」って思ったんだと思うんだよ。次は何がいいか、何がうけるかとかを考えていると結構被ることはあるね。でも被った時に、例え自分の曲が売れていなかったとしても、被ったアーティストさんの曲が売れていると、自分には売れている方と同じ感性はちゃんとあるんだなって納得出来るんだよ。」
なるほどね。ところでKATSUさんもう飽きてきてるね。
a「完全に飽きてるね。ハロクッションを逆撫でして遊んでる。」
K「これめっちゃ気持ちええ。」
a「まだハロクッションをお持ちでない方はこの機会にいかがですか?」
まだ始まって15分しか経ってないのに飽きちゃったね。
松浦「KATSUさんにも喋らせてあげて。」
曲を作る上でそういうのないの?
a「あー被ったー!とか、俺もこれやろうと思ったのにー!とか。」
K「まぁ、俺は俺でしかないからね。」
一同爆笑
笑いながら言ってる。
a「笑いながら言ったらギャグだよ。」
K「被ることなんてないでしょ。俺は俺でしかないんだから。俺が真似をされることはあっても真似をすることは・・・結構あるな。」
一同爆笑
a「真似はするよね。」
K「真似って言うか、インスパイアだよ。音楽ってそうじゃん?クラシックの時代に作られた音楽理論を今なお引き継いでいる。ROCKだったりJAZZだったりも原点は一緒。」
a「ジャンルが違っても、このメロディあの曲と同じだなって思うことあるもんね。」
K「だって音は11個しかないんだよ。あ、12個。12個の組み合わせだからな。ひらがなでさえ50音の組み合わせじゃん?そういう意味では音楽は12個の音の組み合わせでしかない。」
a「そりゃ被ってくるよね。」
K「その中で常に新しいものを作っていきたいんだよ。ちなみに「全力☆Summer!」は、「KUMAMIKO DANCING」を参考にしたようなところがあるね。」
a「あ、NHKの「バナナゼロミュージック」に出演した際に、みんなで歌ったやつだ!しかも、バナナ被りだー!あの時、確かに面白い曲だなと思った!」
K「「全力☆Summer!」 を作っている時に、世界観的にはあそこだなと思ったんだ。インスパイアされたんだろうな。」
a「世の中に素晴らしい曲ってあるじゃん。」
いっぱいあるね。
a「ラブソングならこれ。みんなで盛り上がるならこれ。そんな中でも、新曲を作り続けなければならないってすごいことだなって思う。」
そうだね。
a「恵まれてるなと思うのは、使われるか使われないか分からない曲を作ることが、私たちってほぼない。でも多分、世の中はコンペで提出して、使われなくて、お蔵入りになってしまう曲もいっぱいあると思うんだよね。」
あるよーたくさんあるよ。
a「でも、作るという労力は一緒なわけじゃん?そういう意味でangelaは労力が報われている。もちろん売れない曲もあるけれど。」
K「日の目を見ない曲がないよね。いや。でも、不採用になった曲もいっぱいあるじゃん。」
a「不採用になる曲はいっぱいあるけど、何かの主題歌だから作って下さいとか、アルバムを出すから作って下さいとか、ご依頼を頂く時には、既にレコーディングしてCDになってリリース出来るって事が決まってるじゃん?それがありがたいなと思って。」
そうだね。
a「趣味として作ってるわけじゃない。」
デビューからずっとangelaでお願いしますってご依頼を頂いて作って来たからね。
a「使われないかもしれませんけど、提出してみませんか?っていうのがないじゃん。私達って。」
angelaにはないね。
K「『アホガール』のときも、担当の方が「angelaさんがやってくれるなら。」って言ってくれたのは、嬉しかったもんな。期待されるのは嬉しいよね。」
a「そうなの。もう世の中には素晴らしい曲がたくさんあるのに、更に新曲を作らなければいけない。作れる環境があるのは素晴らしいなとは思うんだ。でも、いい曲が出来ない時があって、その時はもう駄目だー!と思うよね。もう一生いい曲が作れないんじゃないかみたいな。もう全部出し切ってしまって、もう何もないんじゃないかと。」
K「それ、今の話なの? いや、俺、それ、いつかブログで書いた。」
a「才能の枯渇?」
K「そう。でも、あれはちょっとインタビューでも話しづらい。」
a「づらいの?」
K「づらいけども、その後も未来のやつをやったじゃん。」
a「何。未来のやつって。」
K「某作品のなんだけど。」
a「まだ発表出来ないけど、この間一気に曲をバーっと作ったんだよね。」
K「あれ、車でデモを聴いてるけど全部素晴らしい。」
a「マジで?」
K「今の段階で全部素晴らしいと思う。みなさんに聴いて頂けるのは結構後になるし、まだアレンジも何も出来てない、仮メロディーの段階のものですが、楽しみにしていて下さい。」
a「一応歌詞もあるけどね。」
K「これがね、結構ここでプレッシャーというか、集中力というか、瞬発力というか。」
a「使い切っちゃったの?」
K「うん。みんな使い切った。」
a「私が? KATSUさんが?」
K「2人とも。」
a「2人とも?・・・分かる。」
K「angelaにとってすげえ作りやすい世界観だったし、今までやってきたものをそのまんまやって、更にパワーアップさせる事が出来たんだよ。作ってる途中も面白くて、あまりの面白さに全て使い切っちゃった直後に。」
a「今、別の曲を作っていると。」
K「そう。その頭の切り替えがね。」
ちょっと待って。今まで某作品の曲をやってきて、それで全部使い切っちゃったってこと?
a「うん。」
K「はい。」
今現在は何やってるの?
K「プロジェクトA、Bとあって、Bが某作品とするならBはまだ先のことなんだけど、デモ制作の段階で使い切っちゃったわけで、でもAもBと同じ位ボリュームがあるし、やらなくちゃいけないし、どうしよう。」
なるほどね。
a「使い切っちゃったからね。」
K「使い切っちゃった。」
出し切っちゃったんだ。
a「この間2人でプロジェクトAの曲を作って、夜のうちにKATSUさんがアレンジしてくれて、夜中に「アレンジ出来たから聴いてみて。」って連絡が来て、ダウンロードして聴いたら、いまいちだったんだよ。うわあ!いまいちだと思って。」
K「送ったものの、俺の中でも正直疑問があって。」
a「私の中でもちょっと疑問があったんだけど、取りあえずメロディー作ったから、あとよろしくって家に帰った。で、KATSUさんが軽くアレンジして、夜中に聴いたら。」
K「やっぱりうーんってなったよ。」
それ、全部出し切っちゃってるからじゃないの?
a「そうなの。だからいまいちだったの。でもね、そこで「このいまいちな曲をより良くしていこう!」と思わなくなった自分に成長を感じたんだ。」
K「どういう意味?」
それは、ダメはダメで、次ってこと?
a「ダメだと思ったら切り離したほうがいい。捨てる勇気はデビューして14年間でものすごくついた。私的には割といい感じに出来たと思った曲なのに「作品とイメージが違うから、曲を作り直してくれ。」って言われ「え?もうここまで作ってるのに。歌詞もあるのに!」っていうことがここ2、3年でたまにあったの。」
やっぱイメージが違うから?
a「「(アニメ)制作陣と話したら、やっぱ違うんですよ。」って言われて、正直、もっと早く言ってよ!みたいな事が何度かあったんだけど、そう言われてしまった曲はそこで捨ててきたの。でも、昔だったら捨てられなかった。これ以上いい曲なんて書けないよ!ってなったと思うのよ。作品名は言えないけど(笑)。」
昔はNG出された曲でも、そこからリカバリーしてようとしていたんだね。
K「ここのアレンジをちょっと変えて、歌詞もちょっと変えてと提案されたんだけど、もう割り切ってこの曲は捨てようと。そう、捨てられるようになったんだよね。それは大人になったなぁと自分でも思った。でも例えば、Aという作品に対してある程度作った曲を制作陣から「これ、違うんで作り直して下さい。」って言われるとするじゃん?でもぢぇらっ子は、その曲ですら完成させて欲しい、聴かせて欲しいと思うんじゃないかな?」
a「まあ・・・それは運命。」
K「でも、やっぱり自分の中でちょっと引っかかるものはストックという名で保存してる。それを全部使うんじゃなくて、サビだけを後々使ったりとか、そういう活用方法もある。」
a「そうね。」
また生まれ変わってるわけだね。
K「ストックしておくと役立つ機会が多いよね。でも本当にいらないものは捨てるって勇気は大事だよね。」
a「これは別の場面では輝くかもしれないと思う曲は、もちろんストックとして保存しておくことはあるけど、ストックにしようっていう判断が出来るようになったのが、ずいぶんな成長だなと。」
K「俺は今まで作った曲、全部ストックしてあるよ。二度と復活出来ないとは言い切れないし、イントロしかないような曲も一応取っておく。管理はしてるよ。」
a「そう意味で大人になったなと思う。でも、多分ずっとこれを続けていくわけじゃん?曲を作って、リリースして。そんな中で、より年を重ねれば重ねるほど、私は何が言いたいんだろう?というのが分からなくなってくる。私が今20代だったら、等身大のラブソングを歌えばいいと思うの。それに共感してくれる人も多いはず。」
そうだね。
a「お客さん20代の方が多いじゃん?でも、そんな私も言ってしまえば40代じゃん?40代って何を歌うんだって思った時に、すごくありがたいなと思うのは、アニメの主題歌だってこと。アニメの主題歌だからさ、作品の世界に入り込んで作れるからむしろ作りやすいの。私の私生活とか年齢とかを度外視したものを作れるんだよ。」
関係ないもんね。
a「うん。その辺はすごくいいなと思っているんだ。ただね、アルバムの曲を作る時は題材がないから、無限に広がる宇宙をどこに向かってもOK。どの宇宙船でどの方向に飛んで行ってもいいよって言われると、私はどの方向に走りたいんだ?って悩みが年々強くなる(笑)。」
そうだよね。いつもは題材あるけど、アルバム曲は自由だからね。
a「もちろんぢぇらっ子のみんなもそれぞれ好きなジャンルがあるじゃん?「atsukoさんが書くすごい暗いバラードが好きです。」とか「「cheers!」みたいな明るい曲が好きです。」「『蒼穹のファフナー』の曲が好きです。」とか今まで本当に色んな方向に球を投げて来たじゃん?それが、今の年齢だとどこに投げるんだろうってね。」
K「ずっと同じことを言ってる。」
a「それってさ、メロディー感とかアレンジ感には悩まないじゃん。」
ないよね。
a「感情を持ってないじゃん。言葉って意味を持つでしょ?もちろんメロディーにも、もの悲しさとか明るさとかあるけど。」
確かにそうだよね。
a「具体的な意味を持たないじゃん。」
K「俺は応援歌が好きだな。年齢関係ねえじゃん。」
でも、アルバムの他の曲が全部応援歌ってわけにはいかないじゃん?やっぱ恋愛入れたりとか、色々入れていかなきゃいけないから、詞を書くのは大変だよね。
a「親が年老いて~♪」
私たちの年金どうなるの~♪
a「そうそう。」
でも、それはKATSUが作る曲には関係ないもんね。
a「そこがすごく悩む。20代の頃はこんなことで悩むとは思わなかったよ。でも、40代になったからこそそう思うんだよね。」
K「atsukoが思う素敵な作詞家さんって誰。」
a「素敵な作詞家さん・・・。」
K「この人みたいになりたい。憧れ、尊敬してる作詞家さんって誰?」
a「ベタだけど、やっぱ中島みゆきさんの言葉の深さとえぐられ方はすごいなと思うし、井上陽水さんの正直よく意味が分からないけど。」
K「ホテルはリバーサイド?」
a「川沿いリバーサイドとか、ブラタモリとかの曲もあるんだけど、メロディーと歌詞を同時に作ってるのかな?みたいな感じがするの。メロディーを先に作ってから、そこに歌詞を乗せようみたいな空気感じゃないんだよね。」
K「同時っぽいよね。」
a「ホテルはリバーサイドって出てきた感じ。その感覚で、別に意味とかなくても合ってればいいみたいな。別に井上陽水さんの歌詞全部に意味がないって言ってるわけじゃないんだよ。でも、PUFFYさんの「白のパンダをどれも全部並べて」とかよく分からないじゃん?でも、すごいメロディーにはまってるじゃん?その感覚も大事だし、中島みゆきさんのえぐられ方もいいし、これもベタだけど桑田佳祐さんが今、朝ドラの曲をやってて、この方は何歳になってもいい曲を書くなぁと。何なんだろう。私達が中高生の頃からみんなカラオケで歌ってたじゃん。なのに今でも書くじゃん、いい曲を。年齢に関係なく、皆さんに愛されている感。あの感じって、どうやって出すんだろうっていうのはよく考える。」
そうなんだよね。すごいよね。
a「どうやったらその域に達する事が出来るのだろうか。仕事として歌詞や曲を書き続けていくうちに見えるのかな?でも、やみくもにやってもダメな気がしてるんだ。」
うん、やみくもにやっても駄目だよね。
a「そうなの。計算も必要だし正直、感覚だけで書きましたみたいなアーティスティックな感じでもないじゃん?私達。ある程度の計算はもちろんあるし、分かりやすいメロディーとか、歌いにくいメロディーとか、そういうの含めて、そこを自然に出来るようになりたい。」
K「「全力☆Summer!」が今、遊ばれてるじゃん?」
a「ニコニコ動画でね。」
K「知り合いのDJさんから・・・。」
a「お、DJ仲間。」
K「DJ仲間から「全力☆Summer!」から「Shangri-La」をつなげるのがアニクラ界で流行ってるって聞いた。」
それはニコニコがきっかけじゃなくて?
K「そう、ニコニコがきっかけで。」
やっぱあれを見てみんな真似してるんだ。
K「それを真似してやると、そこにいるクラブの人達もみんな知ってて、盛り上がるんだって。それは何が面白いの?って聞いてみたら、曲をリスペクトをしてないとか、angelaをバカにしてるとかそういう事じゃなくて、強いものに強いものを重ねた、いわば戦隊ヒーロー作品の、最後に集結する感覚。」
a「集結してポーズ取る感じ?」
K「戦隊ヒーロー作品の最終回に、一期前の戦隊ヒーローが助けに来たりするらしいんだよ。」
a「そういうのあるらしいね。」
K「その感覚に似てるって言われて、へぇみたいな。それをみんな作りたくて、今回の現象が起こってるんじゃないのかな。」
a「強いと認められてるの?」
K「面白いしつなぎやすいんだろうね。前半が急に演歌調になり、angelaらしいサビに突入するっていう構成は、確かにangelaが意図としてるものじゃん?」
a「何の曲の?」
K「「全力☆Summer!」の。その意図を汲んだ人が、いや、俺ならこっちの方が面白いと思ったんだろうな。」
a「俺ならサビを「Shangri-La」にした方がいいと?そしたらもっと強くなるはず!って思ったのかな?」
K「違和感が面白いってなったのかも。」
a「違和感がないことが面白いんじゃないの?自然につながっちゃったみたいな。多分、キーが一緒なんでしょ?「全力☆Summer!」と。」
K「コードがGマイナーかGメジャーなんだよね。「全力☆Summer!」は「蒼い春」の時マイナーなサビだったから、メジャーにしたの。Gメジャー。」
a「なるほど、Gというくくりが同じだからうまくつながるんだね。「Shangri-La」がFとかだと気持ち悪くなるんだろうね。キーが変わるから。」
K「テンポも近いし違和感があるというか違和感がないというかっていう面白さなんだよね。やっぱり「Shangri-La」って強いんだね。」
a「「Shangri-La」って、もう超えられないと思ったよね、正直。」
K「超える必要ないとは思うけども。」
a「超える超えないの話じゃないけど。」
K「超えられないんだろうね。」
a「と思ったけど「Shangri-La」という高い壁と同じ壁ではないかもしれないけど、別の壁を建設出来た感が正直ちょっとある。アニソンイベントとか5曲位しか歌えない時に「Shangri-La」を歌わなくても、よくなったよね。昔だったら多分「Shangri-La」歌ってよってなると思うんだよね。でも今は時々歌わない時もある。」
K「あるね。」
a「正直、ネット界隈の盛り上がりに助けられた部分もあるよね「シドニア」とか。ウチクダケーが楽しかったみたいとか、半角カタカナをみんなで使うのが楽しい!という意味で広がった感も正直あるし、自分達の意図しないところで広がる世界を私は計算出来ないから、それを全部計算して、こうやったらきっと話題になって売れるみたいな道筋は作れないじゃん?」
みなさんそんな事を考えて作ってはいないんじゃない?
a「夢は何ですかってよく聞かれるじゃん?インタビューとかで。本当は東京ドームでやりたいですとか、さいたまスーパーアリーナでとか、世界ツアーをやりたいですとかだけど、結論として言いたいのは、売れたいですなんだよね。」
今売れてないの?
a「売れたり売れなかったり。」
一同笑
それは楽曲単位の話だよ。でも、angelaとしてはアニソン界では売れてると思う。
a「私ね、自己評価が低いから、よく分からないんだよね。」
これ読んでる人や、世間から見たら「angela売れてるじゃん!」って言われるよ。
a「でも、こんな所に!?みたいな場所にファンの方がいらっしゃったりして驚く時があるの。」
どんなところ?
a「ファンクラブイベントの旅行で行った信貴山ののどか村の売店の人が「ファンです。」とか、翌日行った串かつ屋さんの店員さんがファンでいて下さったりして「信貴山ののどか村や大阪の串かつ屋さんにangelaのことを知ってる人がいるのかー。」みたいな。びっくりしない?それ。」
いるよね。ひょんなところに。
K「俺、おばあちゃんのお葬式の時にお世話になった斎場の担当者さんが武道館に来てたからね。」
それ、招待じゃないの? チケット買って来たの?
K「チケット買ってたはず。」
a「面白いね。」
やっぱ国内はもとより、海外にファンがいるのはすごいなってこの前ロスに行った時も思ったな。でも、アメリカだったら想像はつくんだよね。どっちかっていうと、驚いたのは東南アジアかな。東南アジアの各国に、あれだけファンの方がいるんだっていう事に、俺はすごいびっくりしたな。
a「この間、ロシアの女の子が「Shangri-La」を歌ってる動画を見せてくれたよね。「ロシアの方がロシアのイベントで「Shangri-La」 を歌ってる。すごいじゃん。行ったこともない国の子が「Shangri-La」歌ってんだよ!」って言われて確かに、と思った。」
色んな国からアニメイベントの出演オファーがある中で、ロシアのアニメイベントには誘われた事がなかったからさ、ロシアでは日本のアニメは需要ないのかなと思ってたんだ。
a「すみぺが行ってるよ。」※上坂すみれさん
K「すみぺは帰国だよ。」
a「帰国だね(笑)。」
そう言えば、他にも行ったことのない国から連絡あったな。
K「行こう。」
行ったことのない国、どこにあるかも分からない国の人たちがangelaの曲を聴いて、イベントに出演をオファーしてくれるっていうのは本当すごいなって思う。
a「だよね。じゃあ行く?」
K「「全力☆Summer!」のお笑い分かるのかな?「おつかれサマー」がダジャレだってことも分かるのかな?」
多分、分かんないよね。
a「もしも、ロシアで歌う時は、日焼けはおそロシア~って歌おうか。伝わるかな。このダジャレ。」
K「そういう話を聞くと、やべえ、早くいいのを作らなくちゃ!という気持ちがふつふつと湧いて来るのはいいことだね。」
a「「全力☆Summer!」ってどちらかと言うと奇をてらった曲じゃん?奇をてらわずしたいい曲を作ってみたいよね。「シドニア」だって奇をてらってる曲じゃん。作った時から。」
K「クスっとなった。」
a「変な曲だけど大丈夫かな?って。ちょっと疑問符がありつつ作った感は正直あるじゃん?」
K「自信満々で作るのとは違うんだよね。自信満々で作ると滑る。」
一同爆笑
ないの?これどうですか!?これ最高でしょ!!みたいな曲。
a「あるよ。」
K「疑問を抱えながら作った曲の方が受けてる。逆に、これ絶対受ける!っていうのは絶対滑ってる。」
a「計算はするけど、計算通りに行かないよね本当に。日本人全員がいいと思うような曲をいつか書いてみたい。今、書けよって感じだけど(笑)。」
よし、今書こう!
a「奇をてらわずに、メロディーと歌詞とが単純に素晴らしいっていうもの。」
ムーブメント的な曲ってこと?
a「奇をてらわないの。すごく難しいメロディーでとか、何回も転調してとか、リズムが途中で変わってとか。」
別に、今全部奇をてらってるわけじゃないでしょ。
a「てらってるものもあるじゃない?「全力☆Summer!」とか。」
あるけど、全部ではないよね。
a「うん。もちろん、いい曲を書きたいと思うけど、その域に達していられるか。いい曲なんだけど、どうなんだろうとかね。」
それには日本人全員に届けなくちゃいけないよね。
a「そうだね。」
それが一番難しいんじゃない?
a「この間、釧路に行った時に思ったんだけど、テレビとか有線とかで、ここでもお店でサザンは流れるんだなとか、今スピッツさんが何十周年かでよく流れるじゃん?スピッツさんは釧路の道の駅でも流れるんだなみたいなね。」
K「いい曲っていうのは届くだけの力があるんだよね。」
a「届かせようとする。」
K「理由があるんだよ。」
a「この間KATSUさんと作った曲がいまいちでさ、これは駄目だってなって、よし、別のを作ろうとなった時に、多少落ち込んだんだ。でも次の日、意外といい曲出来たなと思って。」
すぐに出来たの?
a「うん。やっぱね、色んな曲を書きたいね。同じ方向性ばかりにとらわれると、枯渇するなって思った。次はロックなかっこいい曲を書こう、次もロックなかっこいい曲を書こうと思うより、次はちょっと物悲しいバラードにしようとか、次は明るい曲にしようとか、そこにもちょっと気分転換が必要なんだなって思った。」
そうだね。色んなジャンルを取り込んだり、色んなテンポが出来るのが強みなのかもね。ロックバンドじゃないからね。ロックしか書けないわけじゃない。
a「ロックバンド、すごいなと思うんだよ、私。」
K「ロックばっかりやるって、すごいよね。」
a「すごい。しかも、限られた楽器じゃん?」
そうだね。
a「足したとしても、ピアノとかストリングスとかで、ものすごい変なものを取り入れるわけじゃないし、音頭とか作らないじゃん?多分。」
ロックバンドは音頭作らないね。大太鼓とか出てこない。うさぎいぬさんとか入ってこないし。
a「突然三線弾きだしたりしないじゃん?最近、もはや三線の人になってる人もいるじゃん。と思ったら新しい太鼓買ってくるしね。そういう意味で、飽きっぽいのかな私達。いや、チャレンジ精神があるに変えようか。物は言いようだ。」
K「好奇心が旺盛。」
a「そっちにしよう。飽きっぽいじゃない。何もかもね、取り込んでいきたいよね。その時の化学変化みたいなものを、ぢぇらっ子と一緒にライヴで楽しんでいけたらいいなあと思います。」
K「もうまとめたほうがいいんじゃない?」
a「大丈夫だよ。武道館のときは2時間喋った。でも16ページか。あれ、読むのめっちゃ大変だったな。」
K「書くのも大変なので締めよう。」
a「4ページ位にしたいね。せめて。使えない所もいっぱいあるし。」
K「と言うわけで。」
a「全力ライヴと言うことで。今回いいなと思ったのは、大サーカスでもない時って、大体アルバム出してのツアーじゃん?」
そうだね。ないね今回。「全力☆Summer!」しかないよ。
a「そうなの「全力☆Summer!」しかないの。」
あと、音頭しかないよ。大丈夫なの。曲足りるの?
a「どうしよう。交互にやった方がいいかな?」
一同笑
K「最近ホール公演が多くなりがちだったよね。でもやっぱりangelaってライブハウスで育ってきたじゃん?」
a「ホールなんて高根の花だったもん。」
K「と言う意味で楽しみだし、武道館では出来なかった事をスタンディングでやるっていうライヴになるといいな。」
a「全力で、あまりにも長く歌ってこなかった曲を頑張ってやるコーナーとか出来そうだね。アルバムのツアーになるとアルバムの曲中心になるじゃん?」
そうだね。
a「でも今回2曲しかないし、かと言ってタイアップとか主題歌系の曲ばかりを入れていくと、それはそれで・・・。」
K「武道館公演と同じになっちゃう。」
a「そう。違うと思う。だから、え、これ?何年振り!?みたいな。」
ファンクラブイベントでやるような曲だね。
a「そうだね。」
K「いずれはこれで武道館をやってみたいという。」
a「 これって何?」
K「こういう構成での武道館ライヴ。」
a「いいね!武道館のアリーナをスタンディングでやってみたいね。」
舞台上にセットも何もなし。
a「いいね。ロックだね。」
K「もう一回武道館をやりたいね。」
a「やりたい。そして、さいたまスーパーアリーナかな。」
何でもう一回武道館やりたいの?
a「楽しかったからっていうのが一番大きい。」
武道館はやったからもういいか。次は違う会場がいいなっていうのはないの?
a「武道館はいい所だよ、とても。」
ふうん。
K「神聖っていう言葉はちょっと違うような気がするんだけど、神聖でもなく、ステータスでもなく。」
a「一回やれたことで。」
K「やっぱり憧れの場所だった・・・かな。何て言うんだろうね。あ、それが、神聖か。」
でも、憧れの場所にはもう立ったじゃん?もうやったじゃん?
a「やる前はそれがどんな感じか分かんないじゃん?リスアニさんのライブで一回やってるけど、それとワンマンライヴはまた別だし、自分のライヴで立った時に、ああ、こういう感じなんだっていう感覚が、気持ち良かったんだよね。」
じゃあ、他の会場に立った時とは違ったと。
a「違うね。」
それは今、武道館に立ってるぜぇ!みたいなあれなのかな。
a「いや、多分丸いから近いんだよ。他の会場とかだとステージから見た3階席は遥か遠くだけど武道館はその感覚がないの。おお、みんなの顔がよく見える!みたいな。1階席の前の方なんて、どこに誰が座ってるか、全部見える。」
見えるんだ。距離が単純に近いのか。
a「近い。」
K「大きいけど近い。」
ステラシアターもそんな感じなのかな。
K「ステラシアターも近いけど、高いよね。」
a「天井がね。」
まあ上はね。
K「すげえ高いよ。」
でも、高さでいったら武道館の3階も同じもんじゃない?
a「いや、もっと全然高いよね。」
K「うん。」
ステラシアターも傾斜がきついから近いのかな。
K「うん。」
a「あそこも楽しかったよ。またやりたいね。」
K「もう一回ずつやろう。」
a「それから次のステップに行こうか。」
K「うん。」
じゃあ最後に、皆さんにメッセージを。
a「私が本当にやりたいのはライヴハウスで、客席のぢぇらっ子がぐるぐる回りながら「あんぢぇら音頭」を踊って欲しいんですけど、段差とか柵があるから、多分出来ないんですよ。残念。でも、武道館のステージをセンターステージにして、アリーナの真ん中にやぐらを組んで・・・。」
K「センターステージじゃなくてやぐらね(笑)。」
a「でも、全部やぐらの上で歌わなきゃいけないじゃん。」
降りられない。
a「それで、スタンディングでお客さんがアリーナでぐるぐる回りながら。」
くだらない(笑)。
a「あんぢぇら音頭をやったら、すごく楽しいだろうなっていうのを死ぬまでにやりたいです。」
だったら屋外でやぐら組んでやった方が早いじゃん。
a「いつかそんなことも出来る位、今後も全力でangelaをやっていきます!」
K「今年もかなわなかった夢が・・・。」
a「まだ、今年は何カ月かあるよ。」
K「いや、無理だね。仕込みに時間がかかる。ぢぇらフェス。」
a「ぢぇらフェス なぁ。ぢぇらフェス でもいいよ、あんぢぇら音頭。」
やぐらを入れようと。
K「あんぢぇら音頭を一緒に入れないでくれ(笑)。angela主催でフェスっていうのをいつかやりたいなあと思って。」
a「やりたいね。全年齢対応型ライヴが出来たらいいのにな。今はさ、チケット代金が一律、全部値段一緒じゃん?正直、前の方は高いとか、後ろの上の方は安いとか、そういうのも本当はやりたいんだよね。でも、それの危険なところは、安い後方の席だけ埋まって、高い前の方が誰もいないみたいになるのが怖いよね。」
そうだね。
a「誰もチ・・・。」
K「ちょ、待って、今は俺が喋っとるところや。」
a「ごめん。」
K「もうまとめとるところや。ぢぇらフェス 。angelaに親しい人達を集めて、夏に野外でやりたいな。」
a「じゃあ、みんなと友達にならないとね。」
K「まずは今年は全力ライブで、全力出してみせます!」
a「出してみせます!」
K「でした。」
a「でした。ぢぇらっ子のみなさん、angelaは全力アピールするので、空前絶後のよろしくね!」
インタビュアー:茂木英雄
タイトルとURLをコピーしました